大学改革・運営に関する活動

大阪府立大学は、常に変化し続けています。さまざまな大学改革において、学生の意見が取り入れられないと、学生にとって不都合なことが生じる可能性があります。

そのため学生自治会は、大学改革が学生の意見を取り入れた改革になるよう努めています。

ここでは、その活動について紹介します。


学域・学類制の導入に対する活動

2012年度から導入された、学域・学類制に対して活動を行っています。


学域・学類制の導入の結果、学生にどのような影響があるのか、学生自治会は常に情報を収集しています。不都合が生じていることが判明した場合、その都度、大学に改善を働きかけます。

これまでの活動の結果、以下のような不都合があると判明しました。大学側に伝えたところ、それに対しての回答を得られました。

● 一部の学類では3年次以降の時間割りが不明であり、教職課程の学生や副専攻を専攻している学生が長期的な履修計画を立てることが困難である。(2013年11月14日時点)

大学からの回答
担当される教員の都合があるため、今すぐに公開することはできないが、できるだけ早く公開できるようにしたい。

● 応用生命科学類では、1年次の必修科目の単位を修得していることが各課程の実験科目を受講するための条件になっているため、万一必要な単位を修得できなかった場合、1年次の時点で、留年が確定してしまう可能性がある。

大学からの回答
まだ、学域・学類生の第1期生が卒業していないためカリキュラムを変更することは難しい。

● 物質化学系学類では、出席番号によって一部の授業のクラスが前期と後期に分けられていることと、科目の開講時期の関係から受講できる科目に差が生じている。

大学からの回答
現在は施設の大きさの関係上クラス分けを行っているが、各科目を担当している教員と話し合いを行い、改善していきたい。

● 現代システム科学域の学生が進学するための大学院が整備されていない。

大学からの回答
現代システム科学域の大学院については、早急に整備する義務があると考えている。

学生自治会は、大学側にこのような学生の実情を届けるなどの活動を行いました。



市大との統合に対する活動

現在議論されている大阪府立大学と大阪市立大学との統合に対して活動を行っています。


学生自治会は、常に府市大統合に関する最新の情報を収集し、情報が得られた場合、学生に対して情報を発信しています。

2013年には、「府大と市大の統合に関してのアンケート」を学生に対して実施し、集まった意見を学長に提出するなどの活動を行いました。



大学運営計画に対する活動

大阪府立大学のキャンパスプランや運営計画に関する活動です。


施設設備プラン(キャンパスプラン)は、学生が大阪府立大学で学生生活を営んでいくうえで重要な事項です。また、第2期中期計画をはじめとした運営計画には、教育設備負担金など学生に対して影響の大きい項目が多く含まれます。

そのため学生自治会は、このような大学運営計画についても注視しています。また、情報収集の結果、学生にとって不利益が生じると判断された場合、その都度大学に働きかけます。